3 パーキンソン病と治療薬 

テーマ3  パーキンソン病と治療薬

基礎的な単元

単元1,2

 

専門的な単元

単元3,4,5,6

 

患者さんとご家族の方にご覧いただきたい単元

単元1,2,5,6

 

パーキンソン病は、振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。時々は40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。

10万人に100人~150人くらいです(1000人に1人~1.5人)。60歳以上では100人に約1人(10万人に1000人)で、高齢者では多くなりますので、人口の高齢化に伴い患者さんは増加しています。

 

大脳の下にある中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少して起こります。

ドパミン神経が減ると体が動きにくくなり、ふるえが起こりやすくなります。

 

ドパミン神経細胞が減少する理由はわかっていませんが、現在はドパミン神経細胞の中にαシヌクレインというタンパク質が凝集して蓄積し、ドパミン神経細胞が減少すると考えられています。このαシヌクレインが増えないようにすることが、治療薬開発の大きな目標となっています。

 

 

 テーマ3  パーキンソン病と治療薬  単元1

 

・パーキンソン病とは何か

・疫学

・症状

・原因

・特徴

・検査

・診断

・定義

・パーキンソン病の治療

 

テーマ3  パーキンソン病と治療薬  単元2

 

・L-ドパ   

・ドパミン受容体アゴニスト 

・抗コリン薬

・モノアミン酸化酵素B(MAO-B)阻害薬

・ドパミン合成促進薬

 

 

テーマ3  パーキンソン病と治療薬  単元3

 

・COMT阻害薬

・COMT阻害薬   オンジェンティス錠・オンジェンティス

・ドパ脱炭酸酵素阻害薬 (DDC阻害薬)

・アデノシンA2A受容体拮抗薬(ノウリアスト)

 

 

テーマ3 パーキンソン病と治療薬  単元4

 

・モノアミン酸化酵素B(MAO-B)阻害薬(アジレクト錠)

・メネシット、ネオドパストン(レボドパ、カルビドパ配合錠)

・デュオドーパ/ビタミンD3

 

 

テーマ3  パーキンソン病と治療薬  単元5

 

・トレリーフ(一般名:ゾニサミド)

ヴィアレブ配合持続皮下注

(ホスレボドパ/ホスカルビドパ)

 

 

テーマ3  パーキンソン病と治療薬  単元6

 

・ビシフロール(一般名:プラミペキソール)

・レキップ(一般名:ロピニロール)

・ハルロピテープ(一般名:ロピニロール)

・ニュープロパッチ(一般名:ロチゴチン)

・エクフィナ(一般名:サフィナミド)

・エフピーOD錠(一般名:セレギリン)

 

出展・参照資料

・28回せいりけん市民講座  基礎医学からみたパーキンソン病 - YouTube

パーキンソン病 ( Parkinson disease ) の概念

・抗パーキンソン病薬の種類 _ 脳卒中内科医のメモブログ

・新薬情報オンライン

・インタビューフォーム 、

・大脳基底核とパーキンソン病 - YouTube

・大脳基底核の機能;パーキンソン病との関連において

  旭川医科大学 生理学第二講座 高草木 薫