テーマ58 高血圧と治療薬

テーマ58 高血圧症と治療薬

基礎的単元

単元1,2,3,4,5,6

 

専門的単元

単元7,8,9,10,11,12

 

患者さんとご家族のかたにご覧いただきたい単元

単元1,2,3,4,5,6

 

 高血圧の状態を放置していると、動脈硬化を促進し、脳卒中や心疾患、あるいは慢性腎臓病などの重大な病気につながります。

とりわけ最近の研究から、脳卒中は男女を問わず高血圧の影響が大きいことが明確になっています。

 

脳卒中

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など

高血圧によって最もリスクが高くなるのが、脳卒中です。収縮期血圧(最高血圧)が10mmHg上昇すると、脳卒中のリスクが男性で約20%、女性で約15%高くなります。

脳卒中は命が助かっても、運動障害や言語障害が残りやすく、長期のリハビリが必要となることも少なくありません。

 

心疾患

心筋梗塞、狭心症など

高血圧は、心疾患のリスクも高めます。特に、男性の場合は影響が大きく、収縮期血圧が10mmHg高くなると、心筋梗塞や狭心症の危険度が約15%も増加します。

 

慢性腎臓病

血圧が高いと腎臓にも大きな負担がかかり、血液中の過剰な塩分などの排泄がうまくいかず、さらに血圧が上昇する悪循環を起こしやすくなります。慢性腎臓病を起こすと、脳卒中や心筋梗塞による死亡率も高くなることがわかっています。

 

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元1

 

・血圧を調節する仕組み

・血圧の調整

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元2

 

・昇圧のメカニズム

・主な昇圧系

・主な降圧系

・高血圧の病態

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元3

 

・本態性高血圧の成因

・2次性高血圧を呈する原因疾患

・高血圧と日内変動

・高血圧の他臓器への影響

・高血圧と臓器障害の合併

 脳血管疾患   心疾患  腎疾患

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元4

 

・血管疾患

・高血圧の検査

・高血圧の診断

・動脈硬化の非観血的診断法

・高血圧治療の基本方針

 

 

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元5

 

・血圧値の分類と危険因子の評価

・治療対象と降圧目標

・高血圧の治療 Ⅰ 

・生活習慣の修正

・高血圧の疫学

・日本人の高血圧の特徴と問題点

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元6

 

・高血圧の治療 Ⅱ  降圧治療薬

・第一選択薬と現在使用されている降圧薬

・T/P比とは何か

・原発性アルドステロン症とは?

・Ca拮抗薬 (Ca Channel Blocker:CCB)

・ARB(アンジオテンシンⅡ Receptor Blocker:

              アンジオテンシンⅡ受容体拮薬)

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元7

 

 

・ARB(アンジオテンシンⅡ Receptor Blocker:アンジオテンシンⅡ受容体拮薬)・・・配合剤

・ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬:Angiotensin- Converting Enzyme inhibitor:ACE-I)  

・利尿薬

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元8

 

・β遮断薬(αβ遮断薬を含む)

・α遮断薬

・アルドステロン拮抗薬

・K保持性利尿  ミネブロ

・各種降圧薬の副作用と薬物相互作用

・降圧薬使用の注意点

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元9

 

・臓器障害を合併する高血圧

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元10

 

・他疾患を合併する高血圧・高齢者高血圧

・その他の高血圧

・ARBの違い

・降圧薬には大きく4つの第一選択薬

 

 

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元11

 

・降圧薬の使い分け

 

テーマ58  高血圧と治療薬 単元12

 

 

・ACE阻害薬

・利尿剤

・β遮断薬

 

 出展・参照資料

 

・腎臓と代謝のシステム   生物学入門

・2006 病気の疑問と考え方捉え方

・血圧上昇のメカニズム(レニン-アンジオテンシン・アルドステロン系)

  バイエルファーマナビ

クインタイルズ研修資料

・高血圧性腎症 東京女子医科大学腎臓総合医療センター

・レニン-アンジオテンシン-アルドステロン(RAA)系〈renin-angiotensin-aldosterone system〉トーアエイヨー

・血圧上昇のメカニズム(レニン-アンジオテンシン・アルドステロン系)

  バイエルファーマナビ

・ARB・ACE阻害薬(高血圧に対する作用機序)バイエルファーマナビ

・CKD診療ガイドライン 2013