テーマ35 クッシング症候群と治療薬 

テーマ35  クッシング症候群と治療薬

基礎的単元

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患者さんとご家族のかたにご覧いただきたい単元

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副腎皮質ステロイドホルモンの1つであるコルチゾールというホルモンが過剰に分泌され、満月様顔貌や中心性肥満など特徴的な症状を示す病気をクッシング症候群といいます。このコルチゾールは生きて行くのに不可欠なステロイドホルモンで、下垂体から出てくるACTHというホルモンによって促進されます。ACTHは、さらに上位の脳にある視床下部から分泌されるCRHというホルモンの調節を受けています。この視床下部CRH-下垂体ACTH-副腎コルチゾール系の中で、結果的に副腎のコルチゾールが過剰に産生・分泌され特徴的な症状を示す状態をクッシング症候群といいます。クッシング症候群の中にもいくつか原因があります。ACTHが過剰に分泌され、その結果コルチゾールが増える状態をACTH 依存性 クッシング症候群といいます。さらにこの中で下垂体に原因がありACTHを過剰に出す病気をクッシング病、下垂体以外からACTHが過剰に分泌される病気を異所性ACTH症候群といいます。一方、副腎が原因でコルチゾールを過剰に分泌する状態をACTH 非依存性 クッシング症候群または副腎性クッシング症候群といいます。

 

 

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・クッシング症候群の概略

・クッシング症候群の中にクッシング病がある

・クッシング症候群の原因

・クッシング症候群の症状

・クッシング症候群の疫学

・クッシング症候群の検査・診断

・クッシング症候群の治療

・イスツリサ(オシロドロスタット)

・シグニフォー(パアシレオチド)

 

出展・参照資料

・クッシング病  難病情報センター

・クッシング症候群 MEDICAL NOTE

・クッシング症候群 済生会

・クッシング症候群 MSDマニュアル

・新薬情報オンライン

・インタビューフォーム